宮古島観光では外せない最強パワースポット 通り池

たくさんの自然に囲まれた宮古島。
この島には数々のパワースポットがあります。今回は伊良部島にある『通り池』をご紹介します。

こんな人はぜひ見て!

  • 自然が好きな人
  • 壮大な景色を見たい人
  • パワースポットに興味がある人
  • ダイビングに興味がある人
目次

通り池はこんな所です

宮古島・下地島にある通り池

通り池は、下地島にあります。
宮古島から伊良部大橋を渡って伊良部島に渡り、そこから陸路で下地島に行くことができます。

通り池とは

通り池には、大小2つの大きな池があります。
これは、雨水による石灰岩の浸食が造った神秘的な自然の造形。

その大きさは、
海側(南側)の池が直径75メートル、水深45メートル、
陸側(北側)の池が直径55メートル、水深25メートルもあります。


なんと海底では池同士が繋がっていて、さらに海にも通じているのです!
このような構造から、『通り池』と呼ばれています。

宮古島屈指の観光名所

通り池の沖縄県天然記念物の碑

この通り池のような地形はとても希少です。
そして通り池には、植物もたくさん分布しています。これは学術上とても貴重らしく、2006年には国の名勝及び天然記念物に指定されています。

名勝と天然記念物とのダブル指定は、日本国内でも33年振りで平成に入ってからは初めてのケースだそうです。

だから、宮古島旅行では定番の観光名所でもあるんです。

自然に作り出された神秘的な景観

通り池は、海と繋がっているので塩の干満につれて水面の位置が変わります。

そしてこの通り池は、太陽光で温められた水が上層に溜まって海と繋がっている洞窟付近と比べると、温度、塩分濃度に差があります。この温度差によって、通り池の水の中では色の変化が見られます。また、塩分濃度の差によって、多種多様な魚介類が生息しています。

だから、この通り池では、こんなに神秘的な景観を眺めることができるんです。

ここには龍神様がいらっしゃって
その2つの池が
龍神様の目にも見えると言われています。

通り池にある伝説

さて、通り池にはいくつかの伝説があるのをご存知でしょうか?

通り池は「世界のすべてを見通す目」という一説から別名「龍の目」と呼ばれる聖地でもあります。
いくつもの伝説が語り継がれ、昔から神聖な場所として扱われてきました。

D.L.C.

だから宮古島でも有名なパワースポットとして知られているんだね。

FRIEND

確かに!でも、伝説ってどんな話なんだろう?気になるな…

ユナイタマ伝説

昔、この付近の木泊村には2軒の家があった。
そのうちの1軒に住む漁師がユナイタマを捕らえ、半身を切って隣家にも分けが。

夜中になって、近所の子供が急に泣き叫び出した。
母親が怪しく思っていると、海の彼方から

「ユナイタマよ、帰っておいで」

という声が聞こえた。

一方島の方からは

「私は体の半分を食べられてしまったから帰れません」と声が聞こえる。

すると海からは

「それなら大きな波を送るから、それに乗って帰っておいで」と声がした。

下地島にいた親子は震え上がって、命からがら伊良部島へと逃げて行った。
そのあとすぐに島に大津波が三度押し寄せユナイタマを運び去った。
そして、下地島の村は全て波に飲み込まれてしまった。
波が引いた後には、2軒の家があったところがぽっかりと池になっていた。

ユナイタマとは頭が人間で体が魚の、人魚のことです。海の精霊という一説もあります。

通り池は、人魚を海へ帰すために起きた大津波でできた池だというお話しです。

もう一つの人魚伝説

別の形では漁師の名は後前(あとめー)タカッチャと云い、よなたま(ユナイタマ)は人面魚体の人魚で食べるために炙られて母人魚に助けを求めたため、津波が起きたことになっています。

この伝説中の大波とは、1771年(明和8年)の八重山地震の津波(明和の大津波)ともされています。
しかし、この伝説と同じ内容の伝説が、明和の大津波以前の1748年に書かれた『宮古島紀事仕次』に記載されており、先島地方には明和の大津波以前にも何度も津波が襲来しているので、この伝説はそれらの津波に由来するものとも考えられます。

継子伝説

通り池の、海側の大きいの方にはこんな伝説があります。

昔、下地島に住んでいた漁師が妻に先立たれ、残った子を育てるために後妻を迎えた。
三人は仲良く暮らしたが、やがて自分の子が生まれると、後妻は先妻との間の継子を疎ましく思うようになった。
ある日、男が漁に出かけると、継母は二人の子供を通り池に連れ出し、継子の兄を滑りやすいつるつるとした岩場に、実子の弟をごつごつとした岩場に寝かせた。
継母は夜中につるつるとした岩場に寝ていた子を通り池に突き落とすと、残った子を背負って一目散に家へと走り出した。

すると、兄弟がいないことに気づいた背中の子は、継母にこうたずねた。

「弟はどうしたの?」

優しい兄は、岩がごつごつして眠れないという弟と場所を変わってやっていたのだが、継母はそれを知らずに自分の実子を池に突き落としたのだった。
間違って我が子を殺したことに気づいた継母は、自分も通り池に飛び込んで命を絶ったという。

海側の池には、こんな悲しいお話があります。
そして、現在でも池のそばには「ママ子台」と呼ばれる岩場が残っています。

人気のダイビングスポット

通り池は、ダイビングスポットとしても人気なポイントです。

通り池でのダイビングの魅力

イトマキエイやサメ、ナポレオンフィッシュ、イソマグロなどの海の巨大魚もたくさん生息しています。

そして最大の魅力は、独特な地形が生み出す光のイリュージョン!!!

巨大洞窟を潜っていくと、水深を変える際に見られるサーモクラインとケモクラインが凄いんです。

底の方の海水は深いブルーですが、浮上するにつれて淡水が混じりあい緑色や黄色に水の色がみるみる変化していきます(ケモクライン)。また水温が急に冷たくなったと思ったら水面に近づくとまた温かくなる、急激な温度変化で起こる水の揺らめき(サーモクライン)も見られます
また水面に近づくとまた濁りが取れてクリアな青色になります。

この『吸い込まれそうになる池』は他のポイントでは見られない!通り池だけです!

洞窟の天井部分の水深は約20m、海底は40mとかなり深めのポイントなので難易度は高めです。
流れも強いので、中級者以上のライセンスが必要になります。

ツアーに参加してポイントさえ押さえて潜れば大丈夫です。
通り池をリクエストすることも可能みたいです!

通り池へのアクセス

通り池は、下地島の西岸にあります。
下地島空港の空港ターミナルから見て、滑走路を挟んで反対側にあたります。

公共機関でアクセスすることが出来ないため、車で行くのがいいです。

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住所沖縄県宮古島市伊良部佐和田
駐車場あり
トイレあり
D.L.C.(デュアルライフカップル)
二拠点生活カップル
福岡出身、宮古島に移住しているカップルです。福岡と宮古島で二拠点生活(デュアルライフ)を送っています。

TikTokフォロワー19万人
SNSを通して自由な生き方、働き方を発信しています。そして宮古島のことならなんでも聞いてください。二拠点生活コンサルタント、ツアーガイド行っています。

好きな場所で好きなことをして生きていく。これをテーマに二拠点生活を楽しんでいます。

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