今回は、宮古島移住を考えている方は役に立つ内容になっています。
宮古島移住を考える前に知っておきたいこと。
実際に宮古島に住んでいる私たちからみた、島暮らしのリアルな生活のいいとろこや悪いところを包み隠さずに投稿していきます。
この記事でわかること
✅宮古島はどんなところなのか?
✅宮古島に住むメリット
✅宮古島に住むデメリット
✅宮古島のお仕事事情
✅おすすめな宮古島移住方法
宮古島はこんなところです
国内人気上位の観光地
宮古島は沖縄本島より南西に約300kmの東シナ海に位置し、東京からは約2000kmも離れた離島です。
沖縄県には「石垣島」「久米島」「西表島」など、140以上もの大小さまざまな離島が存在しますが、宮古島は沖縄県の中でも3番目に面積が大きく、観光スポットや宿泊施設く点在しています。
また、沖縄の中でも宮古島は観光地として特に人気が高い島として知られています。
きっかけは、2015年に宮古島と伊良部島を結ぶ全長3,540メートルの「伊良部大橋(通行料金を徴収しない橋としては日本最長)」が開通してから。日本だけではなく、世界に宮古島の美しさをアピールできたことが大きな起点となりました。
宮古島へ行く交通手段は飛行機しかありません。沖縄本島からは飛行機で45分で、1日の間に何本もの飛行機が飛んでいるため、本島からの移動も比較的簡単です。
いくつかの島からなる宮古島
宮古島は周辺にある「池間島」「大神島」「伊良部島」「下地島」「来間島」「多良間島」「水納島」の合計8つをまとめて「宮古列島」と言います。
そのうち、宮古島―池間島、宮古島―来間島、宮古島―伊良部島―下地島間は架橋されていて気軽に島を訪れることができます。
島それぞれで雰囲気も違うし、宮古島とはまた違った魅力があるんです!
宮古島生活のメリットは?
宮古島に住みたいな!移住なんて憧れる〜!
そんな風に思っている人は、宮古島のこんなところに魅力を感じているのではないでしょうか?
海がある生活
「宮古ブルー」そう呼ばれるほど、宮古島の海はとても綺麗な色をしています。
宮古島には、川がなく土砂が海水に流れ込まなくなっている為、海水の透明度が高いです。
また、沖縄には全世界に800種類あるサンゴ礁のうち、200が生息しているそうです。
島の周りを囲んでいるサンゴ礁の浄化作用のおかげで海水が綺麗になんです。
宮古島生活では、そんな綺麗な海がいつも身近にあって気軽に訪れることができます。
海が近くにある生活は、生活音から離れて日々の暮らしに癒しの時間を与えてくれます。
宮古島のビーチ情報が知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
自然豊か
宮古島は、人口が少なく工場などもないので、生活排水や空気を汚す排気が少なく空気が澄み渡っています。
夜空には満天の星が信じられないくらいくっきりと見えます。
比較的年中暖かい
宮古島地方は、高温多湿な亜熱帯海洋性気候に属しています。冬も比較的暖かく、島の年平均気温は約23℃と、温暖な気候です。(引用:気象庁の調べ)
だいたい3月〜11月くらいまでは半袖で過ごすことができます。
宮古島は日差しがとても強いのが特徴ですが、冬の季節でも天気がいいと車内はエアコンが必要なほど暑くなることも多々あります。
天気によりますが、12月でも海に足をつけて平気な時もあります。
一番寒い1〜2月で年平均気温は15〜16℃です。
寒さが苦手な人には、最適です。
花粉がない
花粉症で悩んでいる人にとって宮古島はまさにパラダイスです。
花粉症は杉の木の花粉が飛散するのが原因でおこります。ところが宮古島には杉の木のように細く背が高く伸びる木がありません。花粉を飛ばす杉の木がないので当然花粉症がないのです。
杉の木が宮古島にない理由には、実は台風が関係しています。
台風の通り道によくなる宮古島では、杉の木は背が高く細いので強風に弱く育成しないのです。
宮古島はブタクサやススキはあるので、このアレルギーを持っている方は要注意です。
気軽に絶景が楽しめる
多くの自然に囲まれた、宮古島には数々の絶景スポットがあります。
海を見ただけでもその美しさに感動する人が多いですが、都会では見ることのできないような神秘的な場所や自然に作られた壮大な絶景を目にすることもできるんです。
宮古島の絶景についてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
島民の温かい人柄
宮古島は、南国の離島でのんびりした風土という土地柄が影響しているのでしょうか?地域の人がとても優しいのが特徴です。移住してみればその暖かさが特に感じられるでしょう。
移住者も多く、話しやすい
これまでは地方へ移住する人は、退職(定年・早期)した50代以上の世代が多い傾向がありましたが、コロナ禍での移住は30代〜40代の働き世代の人たちを中心に人気になりつつあります。
宮古島には移住者が多いので、観光客だけでなく、他県から移住してきた人たちに対しても歓迎してくれる方が多いです。だから、いろんな県出身の方々と交流を持つことができます。
いろんな人たちの人生観、価値観に触れられるのもとてもありがたく幸せなことです。
ゆったりと流れる島時間
都会の暮らしのように、満員電車や人混みと言ったものからは無縁の生活が島暮らしではできます。
太陽と共にサイクルが出来上がり、自然と規則正しい生活になります。また眩しいくらいの太陽を朝から浴びて生活できるので、エネルギッシュに健康的にいられます。
また、宮古島は心の健康にもとてもいいです。
生活音から離れた場所で、自分自身と向き合う時間がしっかりとれてます。
いろんなものからの執着が放たれて、今まで悩んでいたことがちっぽけに思えてストレスは大きく軽減されます。
宮古島生活のデメリットは?
台風
宮古島では、夏秋季は台風シーズンで特に9月頃の強い台風が襲来する傾向があります。
風は、強風や塩害により農作物などに大きな被害をもたらし、航空機や船舶などの交通機関にも大きな影響を与えます。車や倉庫などが飛ばされることもあり、台風が去った後でも物資がしばらく届かず買い物ができない状況が続くことがあります。
福岡での台風とは比べ物にならないくらい風が強くてかなり驚いたよ!
また、台風による停電も多いです。停電すれば夜の室内は真っ暗。何もできません。ひどい台風だと停電が数日続きます。冷蔵庫の中のものが腐っていきます。ガスや水道が止まることもあります。
さらに、台風による塩害も深刻です。台風で海の潮がついた車やバイクはすぐに洗車しなければあっというまにサビます。
雨の日は割と暇
宮古島での生活は、観光においてもいえますが海を中心とした野外での生活がメインです。
その為、雨が降ったら意外とすることがありません。
宮古島では、積乱雲が急に発生して予想できない南国特有のスコールに突然見舞われることもあります。
また冬場は天候が悪い日が多くあるということは認識しておいた方がいいでしょう。
湿気が多い
宮古島は、亜熱帯性気候です。
また亜熱帯の特徴であって、降水量は年間2000mmと宮古島は雨が多いです。
その為、湿度は年平均77%と湿度が高いです。
ですが、夏は30~31℃程度までしか上がらず、しかも年間を通して平均風速が4.6m/sと風が吹くので、暑さと湿度の割りには、涼しく過ごせます。
とはいえ、宮古島生活では湿気対策は必須になります。
住んでいる家の構造などにもよりますが、
シーズンが変わると特に革製品にはすぐにカビが生えたり…
2週間ほど家を開けたら、帰った時には畳が緑になっていた…
なんていうことも実際の体験談からあるそうです。
私たちは二拠点生活してるから、家を開ける時は除湿を入れっぱなしにしているよ。
電気代がかかる
夏の夜は、窓を開けても全く涼しくなりません。
扇風機だけでは耐えられないので、家にいる間は朝も昼も夜も1日中エアコンつけっぱなしは当然です。
夏は、電気代1万円越えはあたりまえ。7月、8月だけじゃなく、4月~9月までずっと電気代は高いです。
宮古島の気温・気候については一目でわかるこちらのグラフをぜひ参考にしてください。
物価が高い
コンビニもスーパーもドラッグストアもたくさんあります。信号が少なく、渋滞もないので、普通に生活するだけならノーストレス。買い物も通勤もとても便利です。
ですが、問題は物価が高いこと。
宮古島の生活物資の99%以上は、貨物船で港から入ってきます。輸送費がかかるので、物価は高いです。
食材、日用品、ガソリン代など、日常生活に必要なものが高いです。
所得水準が低い
上記で挙げた、物価が高いというデメリット。
それに追い討ちをかけるかのように問題となるのが、生活水準の低さ。
沖縄県の給料水準は全国平均の3分の2なのですが、宮古島はさらに下回ります。
正社員の新卒給与は、15万前後が多いです。20万円もらえるところは極めてまれです。
実際にどれくらいなのか、参考値をこちらのサイトでご覧ください。
紫外線が強すぎる
眩しい太陽!
宮古島というとやはり紫外線を機にされる方多いと思いますが、宮古島の紫外線はとても強いです。
真夏の紫外線、10分と日向にいるだけで日焼けします。
日本では北から南へ行くにしたがって紫外線の量が多くなり、年間の紫外線量は北海道に比べて沖縄の方が2倍さらに、宮古島は4倍にもなります!!
うっかり日焼け対策し忘れて長時間海にでも入った日には火傷のような状態になり、後々とても痛い思いをすることもあるので、十分に気をつけてください!
娯楽施設が少ない
宮古島の遊びといえばマリンレジャー!をイメージする方が多いと思います。
では、そのほかの遊びは!?何があるの?ってなる方もいるのでは??
マリンレジャー以外の娯楽はほとんどありません。
小さな映画館、カラオケ、ゲームセンターはありますが、プロ野球やサッカー観戦、好きなアーティストのライブ、演劇鑑賞などはできません。
宮古島へのアクセス
宮古島に、実際に行く手段はというと飛行機です。
島には、2つ空港があります。
正確には、宮古列島の宮古島に一つと、下地島に一つあります。
宮古空港
宮古島の真ん中辺りに位置し、市街地から近い空港です。
就航している航空会社は、ANAとJALです。
本州との間を結んでいる便は本数が少なく時間の融通が利きにくいため、旅行の際には乗り過ごすことのないよう細心の注意が必要です。
JAL系列の航空会社は2つあり、羽田・那覇と繋がるJTA(日本トランスオーシャン航空)と石垣・多良間・那覇と繋がるRAC(琉球エアコミューター)です。
ANAは羽田・中部・関空・福岡・那覇と繋がっています。
航空券の料金は、時期やフライトの時間、買うタイミングによってまちまちですが、羽田⇔宮古片道で2万円~5万円が目安。
また、宮古島住民になって離島割引カードを発行すると、宮古⇔東京、宮古⇔那覇間の航空券が少し安く購入できます。
下地島空港
伊良部島と隣接する下地島に位置し、市街地へは車で約20分ほどです。2019年4月に開通したばかりで、新しくてキレイでオシャレな空港です。
就航している航空会社は国内線がジェットコースターとスカイマーク。
そして国際線は香港エクスプレス(宮古島初の国際線)です。
国際線は新型コロナウィルスの影響で当面の間運休になっています。(2022年2月現在)
航路が結ばれているのは東京国際空港、神戸空港、那覇空港、成田国際空港の4つです。
LCCが就航するようになり、以前よりも安く宮古島に訪れることが可能になりました。
しかし気を付けたいのは運航スケジュールです。
フライトの曜日が決まっており、毎日飛んでいるわけではありません。
そのため、「台風で飛行機が飛ばなかったから翌日のフライトに変えよう!と思ったらフライトがない。
翌々日までずらすか、なくなく新しくJALの航空券を買いなおす、、、」なんてこともあるのでご注意を。
航空券の料金の目安は成田⇔宮古片道8000円~1.5万円ほどです。
ちなみに航空券の検索はさくらトラベルがおすすめです。最短1分で最安値を簡単に検索できます。もちろん当日便も可能です。
宮古島でのお仕事事情
島の求人
「宮古島に行ったら、どんな仕事があるの?」
よく聞かれる質問です。
島に来ても仕事に困るんじゃないか?そんな不安が頭をよぎる方は多いと思います。
ですが、実は宮古島では求人はたくさんあるんです!!!
コロナ禍以前は、求人情報があふれていました。
コロナで一時的に求人は減りましたが、慢性的に人手不足の宮古島ではコロナが落ち着けば確実に求人は増えます。特に建設業、ホテル、飲食店、介護、保育士、看護師などは数年前から人手不足の状態が続いています。
仕事を選ばなければ、すぐに働くことができる状態です。
ただし、給料は安いです。
お金を稼げるかというと、それは簡単ではありません。
また、宮古島はのんびりしたイメージがあるかもしれませんが、決して仕事が楽なわけではありません。宮古島には週休1日の職場が多いです。日曜日はだいたい休みですが、土曜日は働いている人がとても多いです。
宮古島で見つけることができる仕事にはどんなものがあるかまとめました。
・映像制作や写真撮影など、カメラマンのお仕事
・リゾート、ホテル関系
・レンタカー業界
・ダイビングのインストラクター
・ゲストハウスやAirbnb
・通訳
・カフェ
・農業
・介護系
・自営業
・場所にとらわれないフリーランス
移住者の中にはカフェをオープンしたり、農業を始めて成功する人もいます。
リゾートバイトで仕事と寮を確保し、宮古島での生活を楽しんでいる単身女性は多いです。
おすすめの移住スタイル
移住方法
宮古島に移住するパターンとしては、この3つがあります。
①完全移住(都会に戻る場所なし)
②半分移住(宮古島にも都会にも住む場所がある)
③期間限定移住(都会に住む場所を残し、宮古島の家は仮)
おすすめの移住スタイルは二拠点生活
おすすめは、②半分移住の二拠点生活です。
旅行で何度も宮古島を訪れていて島に知り合いも多く宮古島のことはよく分かっているという人でも、実際に住んでみると「思っていたのと違った…」ということもあります。
都会の家を完全に引き払って宮古島に移住すると、移住への覚悟は決まるでしょう。
ですが、島暮らしが上手くいかなかったときに精神的にキツくなってしまいます。
二拠点生活は、都会と田舎両方に拠点があって、自由に行き来ができるのでとても便利です。
島暮らしを十分に満喫したければ滞在期間を長くすることも可能です。
また、両方で生活しているからこそ宮古島の良さをさらに実感できて、どちらでの生活にもたくさんの幸せを見出すことができます。メリハリのある生活が送れる二拠点生活は、宮古島移住スタイルとして最適だと考えています。
宮古島の島暮らしを自分らしく楽しもう
いかがでしたか?
宮古島にはたくさんの魅力がありますが、一方、島暮らしゆえに不便なこともあります。
どちらも理解して、新しい生活拠点に宮古島を検討してみると
憧れの移住生活がまた少し現実に近づいて考えやすくなってくるのではないでしょうか?
二拠点生活を本気で始めたいと思う方、一人で何から始めていいか分からない方
あなたの理想の二拠点生活をスタートするまでの道のりをサポートします。
実際の体験者である私たちが、二拠点生活の始め方を教えます!!
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